表現というものは、どういう作品をどういう素材で作るかという事はもちろん最も重要なんですが、どういう感じで見せるか、も同じくらい重要です。
見せるタイミング、対象、場所、、、色々な要素があります。
見せ方一つで同じ作品が良くも悪くもなります。
今回の展覧会の配置におけるテーマは
「鶴翼の陣」
相手を取り囲んで攻める時に用いられる陣形で、武田信玄が上杉軍と戦った第4回川中島で用いたとされています。
ギャラリーが前面道路に面していて、かつ前面ドアが全開するのでこの陣構えで挑みたいと思います。
実際の配置の計画はギャラリーのスケールからユニットの必要な大きさを出し壁面に対してどの程度覆うのがよいかをスタディーしました。
graphic & text by Kazumasa Noguchi except "鶴翼" by tonotype